離婚してから、安心して眠れる夜が少しずつ増えた。
それまでは、夜になると自分の家が安全だと感じられなかった。
いつからか、酔っぱらって帰ってくるようになった当時の家族がドアの鍵を開ける音にびくついて、絡まれる不安でいっぱいだったり、まあとにかく結構な恐怖心で数年過ごした。
もう絶対にこの家には入ってこない、と確信して眠った時の安心感。
多分、愛猫も少しほっとしてた。
猫と一緒にごろごろお布団にくるまったり伸びたり、当たり前なんだけど、それが当たり前にできてなかった。実際は、愛猫がお布団の中で一番よい場所を陣取って、こちらはすごーい変な体勢で体は疲れてたりするのだけど。それは良いのだ。
この当たり前のような安心や安全って本当に大切で、これが満たされていないと次の段階に進めないのだなあと実感する。そんな流れでマズローの欲求段階説を再確認し、前回の記事「Wikipediaではじめて ん?って思った」につながった。
それでも、今のような安心感を持って眠れるようになるには時間がかかった。
それまでも快眠方法を調べて、音楽聞いたり瞑想してみたり、ラベンダーの香りを嗅いだり・・しても全然効果もなく、そもそもそれを試してるときに既に心がざわついてそわそわして意味がなかった。
離婚という形で、根本の不安要素を取り除けたからか、改めて眠るときの快適さを少しずつ求めてる。柔らかくて肌触りのいいパジャマに替えただけでも、ふわりと優しい何かに包まれてる感覚でごろんとしたくなる。
やっぱりリネンやガーゼが特に良い。暑いときは涼しく、寒いときは暖かい、ほんとオールマイティーな素材だ。
ガーゼは、もしかしたら子どものころのような感覚に近いのか、安心感がぐっと増す気がする。
以前はシルクを気に入って使っていた時期もあった。
ただ、シルク製品についての複雑な気持ちもあって、今は使わない方向で生活している。
いろんな意見があると思うし、私自身もまだ知らないことや無知な部分があるので、もう少し学んでから、また改めて考えてみたいと思っている。
まずは、自分が安心できる環境を少しずつ整えていくこと。
小さなことから少しずつ。


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